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ドローンを使った初の災害救助訓練 奈良県警

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ドローンを使った初の災害救助訓練 奈良県警

ドローンを使って倒壊建物の状況を確認するNPO法人のメンバー=奈良市

 南海トラフ巨大地震などの発生に備え、救助活動の初動体制を強化しようと、奈良県警が小型無人機「ドローン」の活用に向けNPO法人「安全安心スカイヘリサポート隊・竜虎」(橿原市)などと協定を締結し、初の災害訓練を実施した。

 協定は、県警とNPO法人、近畿管区警察局県情報通信部の3者が5月28日に締結。情報伝達機能が寸断されたり、土砂崩れが発生した危険箇所などでの迅速な状況確認のほか、2次被害の防止が狙い。災害時には県警がNPO法人に出動を要請、現場で連携しながら情報収集活動を行う。

 NPO法人は、災害時にドローンを活用して県警や自治体などの救助活動を支援しようと4月に発足。県警OBや医師、弁護士ら13人のメンバーが所属し、計10機を所有している。

 この日の訓練は、南海トラフを震源とする大地震が発生し、県内で震度6強が観測され、倒壊建物が多数発生した-との想定で実施。奈良市のUR都市機構鶴舞団地を訓練会場に、カメラを搭載したドローンで倒壊建物内部の状況を確認し、機動隊が要救助者の救出活動を実施。撮影された映像は、県警本部に設置された災害警備本部にも送信し、被災状況を集約した。

 県警の担当者は、「人が入れない所まで捜索できる。被災者の早期発見に活用し、救助能力の向上に努めたい」と話していた。

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