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悪質「自転車」に法の網「改正道交法」施行

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悪質「自転車」に法の網「改正道交法」施行

これら14項目の悪質運転が危険行為とされ、繰り返し違反すれば運転者講習が命じられる

 飲酒運転や信号無視などの危険な行為を繰り返した自転車運転者に安全講習を義務づける改正道路交通法が1日、施行された。自転車の絡む事故は10年間で約8万件減少したが、自転車と歩行者の事故はほぼ横ばい。道交法違反容疑での運転者の摘発は5年間で約5倍に増えており、悪質運転の解消が期待されている。

 改正道交法では、施行令で、信号無視▽遮断機が下りた後の踏切への立ち入り▽一時停止違反▽酒酔い運転-など14類型の違反を「危険行為」と規定した。

 14類型はこのほかに、歩道での歩行者妨害やブレーキのない自転車運転、さらに携帯電話を使用しながらや傘を差しながら乗って事故を起こすなどして安全運転義務違反に問われるケースなども含まれる。

 運転者が「加害者」になる深刻な事故を防ぐのが狙いだ。

 これら危険行為をしたとして摘発された場合、交通違反切符が交付されるが、今後は3年以内に2回以上繰り返すなどすると、公安委員会が自転車運転者講習(3時間、手数料5700円)を命令できる。対象の運転者は14歳以上。

 講習は3カ月以内に受けなければならず、命令に従わないと、5万円以下の罰金が科される。

 警察庁のまとめによると、全国で自転車の絡む事故は、平成16年の18万件から26年には10万件に減少。だが、そのうち「自転車対歩行者」は両年とも約2500件で、横ばい。

 また、信号無視や遮断機の下りた踏切への立ち入りなどでの摘発は21年の1616件から26年の8070件へと5倍に増えた。

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