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【向き合う力】文美月(6)気の重い友人への「告白」…みんなと違う部分は私の個性

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【向き合う力】
文美月(6)気の重い友人への「告白」…みんなと違う部分は私の個性

ヘアアクセサリーの制作・販売を行う「リトルムーンインターナショナル」を起業した文美月さん=2015年4月、大阪市浪速区(南雲都撮影)

 大学進学の条件は「通名(通称名)をやめ、本名で通うこと」。約25年前、18歳だった在日コリアン3世の文美月さん(44)は、父親からそう告げられた。友人への“告白”は気が重かったが、そのことを通じ、在日コリアンであることが自身の個性であると気づく。「人との違い」は自らの最大の強み。それはのちに主婦から起業する際のパワーにもつながった。

カミングアウトにも、変わらぬ友人

 「在日コリアンだとか、名前が変わるとか言うの、本当に嫌だ」

 「せめて遠くの大学だったら、文という名前で新しいスタート切りやすかったのに…」

 「(進学する)同志社大学に行く子は周りにけっこういる」

 あれこれ考えただけで、大学のキャンパスに向かう私の足取りは重くなるばかりでした。友人への告白は、当時の私にとっては大きな負担でした。

 考えあぐねた末、同じ高校の女子バスケットボール部の主将をしていた友人に最初に伝えることにしたのです。でも、話を切り出すのが苦しくて苦しくて…。切り出した場所も、どう言ったかも、実はよく覚えていないのです。

 その友人によると、私は「後輩のバスケの練習を見に行こう」と彼女を誘い、練習のあとに体育館から外を見ながら、神妙な顔でこう切り出したのです。

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