産経WEST

【水族館イルカ問題】「固有の文化だ」経緯説明に不満の声も 日本協会総会

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【水族館イルカ問題】
「固有の文化だ」経緯説明に不満の声も 日本協会総会

あいさつされる秋篠宮さま

 日本動物園水族館協会(JAZA、東京)の通常総会が5月28日、兵庫県姫路市で始まった。JAZAは和歌山県太地町の追い込み漁で捕獲されたイルカの入手禁止を会員施設による投票で決定したばかりで、総会ではイルカ問題について改めて経緯を説明。イルカを飼育する施設から不満の声も上がった。

 総会の日程は29日までの2日間で、非公開で実施。決算や予算の報告のほか、一連の問題について経緯の報告と会員施設との意見交換も行われた。

 荒井一利会長によると、総会では協会側の経緯説明に対し、イルカを飼育している施設の代表らが質問。「(太地町の)追い込み漁は日本固有の文化で、政府が推進している水産業の一部。非難されることはない」などの反論があがったほか、「(決定に反して)捕獲したイルカを入れたらどうなるのか」といった不安の声も聞かれたという。

 協会側は出席者に「JAZAとしても追い込み漁は否定しておらず、倫理福祉に反しているとは考えていない。関係団体と検討していく」と説明したという。

 一方、荒井会長は、イルカの入手方法に絡んで、27日にWAZAからメールの質問状が届いたことを明らかにした。追い込み漁で入手したイルカがいないかどうかを、どうやって監視していくのか、尋ねる内容だったという。

「産経WEST」のランキング