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仏文学者の杉本秀太郎さん死去 84歳 「洛中生息」「平家物語」

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仏文学者の杉本秀太郎さん死去 84歳 「洛中生息」「平家物語」

杉本家住宅でインタビューに応じる杉本秀太郎さん=平成22年7月、京都市下京区

 「洛中生息」「平家物語」などのエッセーで知られる仏文学者で国際日本文化研究センター名誉教授の杉本秀太郎(すぎもと・ひでたろう)さんが27日、白血病のため死去した。84歳。通夜は30日午後6時、葬儀・告別式は31日午前10時半、京都市下京区綾小路通新町西入ル矢田町116、杉本家住宅で。喪主は妻、千代子(ちよこ)さん。葬儀委員長は冷泉家時雨亭文庫理事長、冷泉為人氏。

 京都市生まれ。昭和36年に京都大学大学院博士課程修了、京都女子大教授を経て63年、国際日本文化研究センター教授。エッセーの名手で知られ、52年に「洛中生息」で日本エッセイスト・クラブ賞、平成8年に「平家物語」で大佛次郎賞を受賞した。ほかに「『徒然草』を読む」など。日本芸術院会員。

 江戸時代から続く旧家、杉本家の9代目当主で奈良屋記念杉本家保存会代表理事。美術評論も手がける一方で京都の祇園祭山鉾連合会副理事長、伯牙山保存会理事長なども務め、祇園祭の維持に尽力した。

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