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鳥取市計画に県知事が異例の苦言 ライト照射の砂丘ツリー「暗闇を大事に」

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鳥取市計画に県知事が異例の苦言 ライト照射の砂丘ツリー「暗闇を大事に」

鳥取市が鳥取砂丘で計画している「星空のツリー」のイメージ図

 鳥取県の平井伸治知事は27日の定例記者会見で、鳥取市が今秋から鳥取砂丘でサーチライトの光を使って計画している「星空のツリー」について、「憂慮している。自然への影響を考えないといけない」とし、市から照明装置の設置申請があった場合、「慎重な手続きが必要だ」と述べた。

 市の計画では、星空のツリーは鳥取砂丘内にある砂の美術館の敷地にサーチライト19基を設置。7千メートルの上空を照らし、夜空に巨大な光のツリーを描いて寒い時期の鳥取砂丘への誘客対策にするとしている。

 平井知事は「自然公園は夜は基本的に暗闇。動植物のことを考え、暗闇を大事にすべきだ」と指摘。国のガイドラインでも、自然公園では上方照射は0%とするよう努めるべきだとしているとして、設置申請に対しては県環境審議会を招集、最終判断するとした。

 星空のツリーについては、市に市民らから51件の意見が寄せられ、46件が反対という。市は「知事の発言や国のガイドライン、市民の声などを十分考慮し(計画を)総合的に判断する」としている。

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