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「追い込み漁、変わりなく続ける」 JAZAが太地町で捕獲のイルカ入手断念受け組合会見

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「追い込み漁、変わりなく続ける」 JAZAが太地町で捕獲のイルカ入手断念受け組合会見

和歌山県太地町で行われてきたイルカの追い込み漁

 「これからも漁は変わりなく続けていく」。和歌山県太地町の追い込み漁で捕獲されたイルカをめぐり、日本動物園水族館協会(JAZA)が入手断念を決めたことを受け、漁を行っている同町漁協の「太地いさな組合」が27日午前、初めて開いた会見。松本修一組合長(53)は、改めて伝統の漁を守っていく決意を示した。

 同組合は、世界動物園水族館協会(WAZA、スイス)からの要請を受けてイルカの捕獲方法を改善。数年前からは、水族館などでの飼育用と、食肉用を分けて捕獲し、飼育用は大きな群れは狙わず余ったイルカは逃すようにしている。

 会見に同席した同町漁協の貝良文参事(55)は、追い込み漁の方法が「残酷」とされたことについて「WAZAが残酷とする部分が、どういう点にあるのかはっきり分からない。JAZAを通じて飼育と食肉用を分けるなどの改善を行ってきたが」と困惑した表情で話した。

 今後、JAZAが加盟する水族館へのイルカの販売ができなくなることについて松本組合長は「販売先が減ることによる影響は懸念している。イルカを欲しいと考えている施設はあると思うが、各館の方向性が決まっていない段階では何とも言えない」と語った。また、「400年間クジラと関わってきた太地の歴史を450年、500年と続け後世につなげていきたい」と強調した。

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