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ドローン少年 姫路城でも? 上空飛行規制に苦慮する兵庫・姫路市

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ドローン少年 姫路城でも? 上空飛行規制に苦慮する兵庫・姫路市

ドローンの飛行が確認された姫路城=姫路市本町

 小型無人機「ドローン」の飛行を示唆し、東京・浅草神社の三社祭の運営を妨げたとして警視庁に威力業務妨害容疑で無職少年(15)=横浜市=が逮捕された。この少年は逮捕前、世界遺産・姫路城(姫路市)でもドローンを飛ばし、市職員や警察官から口頭注意を受けていたとされる。姫路城管理事務所は「文化財や人物に危害が及ぶ恐れがある」として飛行させないよう呼びかけるが、明確に飛行を禁止する条例はなく、規制方法に頭を悩ませている。

 姫路署や市によると、お城まつりが開催されていた5月3日夜、「ドローンで姫路城を撮影した映像がインターネット中継されている」との匿名の通報が姫路城管理事務所や姫路署にあった。事務所職員はネット上の映像を基に捜索し、城北側のシロトピア記念公園で今回逮捕された少年とみられる人物を発見。すでにドローンは飛ばしていなかったが口頭注意をした。

 その後、姫路署員が駆けつけ、少年に身元確認や任意同行を求めたが、少年は拒否。少年は署員とのやりとりもネット中継していたという。

 ドローンを飛ばしていた場合、市条例で禁止する「城の保存に支障を及ぼす行為」に当たる可能性もあり、同署は事件化を含めて市側と検討。しかし、建物の破損などの実害がなかったため「市条例違反の適用は困難」と判断した。

 姫路城では、「平成の大修理」後にグランドオープンした3月下旬以降、城上空でドローンの飛行が4件確認され、ここ2年間では少なくとも10件ほど目撃されている。同事務所では、飛ばしている人物が特定できれば、職員が口頭注意し飛行をやめさせている。

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