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国内最小のハッチョウトンボ、羽化始まる 和歌山・古座川町

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国内最小のハッチョウトンボ、羽化始まる 和歌山・古座川町

羽化が始まったハッチョウトンボ=和歌山県古座川町

 和歌山県古座川町直見の大谷湿田で、体長がわずか2センチで国内最小といわれるハッチョウトンボが羽化を始めている。カエルの鳴き声が聞こえる湿田で、葉にとまって羽を休める光景が見られた。

 ハッチョウトンボは、町天然記念物で県のレッドデータブックでは存続基盤が脆弱(ぜいじゃく)な種とされる「準絶滅危惧種」に指定されている。黄色と黒色のまだら模様が特徴のメスに少し遅れて、鮮やかな赤のオスが初夏の風に揺られながら飛んでいる。羽化は9月ごろまで見られるという。

 町教委によると、平成4年に多くのハッチョウトンボが発見され、町が湿田を買い取り、地域住民らも参加して湿田を手入れするなど保護活動を行ってきた。昨年11月に、湿田を囲む柵を新しく取りつけた。町では、湿田には直接入らずに、設置されている桟橋からの観察を呼びかけている。

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