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【関西の議論】巨大ターミナル・阪急梅田駅ホームにあるナゾの「箱」 関西鉄道特有「新聞原稿」託送制度を追う

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【関西の議論】
巨大ターミナル・阪急梅田駅ホームにあるナゾの「箱」 関西鉄道特有「新聞原稿」託送制度を追う

行き止まりの線路が9本並ぶ一大ターミナルの阪急梅田駅に置かれた「新聞原稿」の箱

 行き止まりの線路が9本並び、神戸や京都、宝塚方面からくり色の電車がひっきりなしに到着する一大ターミナルの阪急梅田駅(大阪市北区)。線路が途絶えたホームの先に、「新聞原稿」と書かれた箱がある。この中に、電車で運ばれてきた原稿が入れられるのだろうか。箱の正体を探ると、関西の私鉄ならではの新聞原稿の「託送」という制度が存在し、今も現役で使われていることが分かった。原稿や写真も手持ちのノートパソコンから瞬時に伝送できる時代。手書きで原稿を作成し、フィルムで写真を撮影していた時代ならいざ知らず、こんな箱を使う記者やカメラマンは皆無のはず…。誰が何のために利用しているのか。ナゾの箱が使われる瞬間を追った。(大竹直樹)

産経新聞が〝独占使用〟

 「あのボックス(箱)は産経さんだけが年に数回使っていますね」

 阪急電鉄の担当者から意外な答えが返ってきた。知らなかったのは自分だけなのだろうか。

 だが、同僚の記者やカメラマンは「タクソウ?」「阪急梅田駅にそんな箱、あったかなあ」と軒並み首をかしげる。やはり、いまだに原稿やフィルムを電車で送っている人はいないようだ。

 託送とは、新聞の原稿などを電車で〝速達〟する制度。阪急電鉄によると、昭和28年8月、産経新聞と契約した。このほか在阪の報道機関約10社と同様の契約を結んでいるが、めったに利用されることはないという。

 ただ、年間数回とはいえ、産経新聞の利用実績があるのは事実。気になって業務の合間をみて社内で〝取材〟を続けると、京都総局が利用していることが判明した。

 早速、阪急電車に乗って京都に急行した。

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