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【都構想「否決」】「決して晴れやかでない」喜びの反対派にも“宿題”

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【都構想「否決」】
「決して晴れやかでない」喜びの反対派にも“宿題”

大阪都構想をめぐる住民投票で反対多数となり、記者会見する自民党の柳本顕大阪市議団幹事長(前列左)ら反対派=5月17日夜、大阪市中央区

 「勝った!」「神風が吹いた!」。住民投票が反対多数となることが確実になった17日夜。「市民サービスを低下させる大阪市廃止分割は反対」などと訴えてきた自民、公明など反対派各党は喜びにわいた。

 午後10時35分ごろ。大阪城に近い自民府連本部に、関係者から「反対多数確実」の情報が寄せられた。厳しい表情でテレビを見つめていた衆院議員の竹本直一府連会長は「よっしゃ!」と両手を握り、ガッツポーズを見せた。

 国政で対立関係にある共産党とも協力して「維新包囲網」を構築。「We Say NO!」の共通スローガンで活動し、「ふるさと大阪市を守る」とのイメージを強調してきた。支持団体数など、賛成派の大阪維新の会側を圧倒する組織力をフル稼働させた。「特別区では財源が足りない」「政令市でなくなれば住民サービスが維持されない」と生活に直結する主張も訴え続けた。勝因を問われた花谷充愉(はなや・みつとし)府議団幹事長は「維新が『二重行政がある』との幻想を広げたが、そうではないと丁寧に真実を伝え続けた」と語った。

 だが、終盤は激しい追い上げを受けた。竹本氏は「勝てる戦いとは思わなかった」と吐露し、公明党府本部で会見した衆院議員の佐藤茂樹府本部代表も「今の大阪市に満足していない人が相当数いる」と語った。

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