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堺O157集団食中毒 女児遺族と補償合意 発生から19年

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堺O157集団食中毒 女児遺族と補償合意 発生から19年

 堺市は15日、平成8年に発生した病原性大腸菌O157による集団食中毒で亡くなった小学生女児3人のうち、1年生だった女児(7)の遺族と補償について合意したと発表した。補償額は逸失利益と慰謝料など計約7277万円。このうち、死亡見舞金としてすでに給付されている2100万円を差し引いて支払われる。市は残る1遺族を含む11世帯12人との交渉を進めている。

 市によると、平成8年7月12日夜から学校給食を食べた児童らがO157による下痢などを発症。同様の症状を訴えた人は約9500人に上った。このうち市立久世小の5年生=当時(10)、市立三原台小の6年生=同(12)、市立新檜尾台小の1年生の女児3人が溶血性尿毒症症候群(HUS)で死亡した。

 6年生の女児の遺族は、給食の製造者責任を問う民事訴訟を提訴。11年9月の判決では学校給食が原因だったとして市側の過失が認められたが、原因となった食材や感染経路は不明のままとなっている。

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