産経WEST

フラダンスの振り付けは著作物? 本場ハワイの指導者が提訴

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


フラダンスの振り付けは著作物? 本場ハワイの指導者が提訴

 自ら創作したフラダンスの振り付けを無断で使用され、著作権を侵害されたとして、米ハワイ在住のフラダンス指導者が、九州や中国地方で教室を開いている「九州ハワイアン協会」(熊本市)に上演の差し止めなどを求める訴訟を大阪地裁に起こした。11日の第1回口頭弁論で、協会側は請求棄却を求めた。

 訴えたのはカプ・キニマカ・アルキーザさん。現地で「クムフラ」と呼ばれるフラダンスの伝承者として認められている。

 原告側は訴状で、フラダンスの振り付けは10~20年の修業を積んだクムフラしか創作できず、クムフラから直接指導を受けなければ使用できないと指摘。原告が昨年6月に指導を中止した後も上演を続ける協会側の行為は、著作権の侵害に当たるとしている。

 振り付けの著作権をめぐっては、平成24年の東京地裁判決が映画内の社交ダンスの振り付けについて「自由度が過度に制約される」として著作物性を否定している。これに対し、原告側は、フラダンスの振り付けは手の動きを組み合わせてストーリーを表現しており、既存のステップの組み合わせからなる社交ダンスとは異なると訴えている。

 原告の代理人弁護士によると、過去には日本舞踊の振り付けに著作権を認めた判決があるという。

「産経WEST」のランキング