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【脳を知る】多様な「感覚障害」症状、洗顔時のふらつきにも要注意

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【脳を知る】
多様な「感覚障害」症状、洗顔時のふらつきにも要注意

洗顔時のふらつきには要注意

 皆さんは「感覚障害」と聞いてどのような症状を思い浮かべますか。

 「痛み」「しびれ」などの皮膚表面の感覚の異常を考える方が多いと思います。実際に、外来でも「手足の感覚がおかしい」といって来られる患者さんは、しびれや痛みを訴えていることが多いです。服がすれるような軽い感覚、温度の感覚、痛みの感覚は「表在感覚」と呼ばれます。脳や脊髄の病気で障害を受け、感覚が低下することも過敏になることもあります。普通に存在している感覚が消えたり強くなったりするので、自覚しやすい症状とも言えます。

 一方で感覚障害とはわかりにくい「深部知覚障害」と呼ばれるものもあります。深部知覚とは、文字通り体の深い感覚です。圧力を感じる、振動を感じる、自分の指の関節の動きを感じる-などが相当します。圧力や振動は何となく理解しやすいかもしれませんが、指の関節を感じるといわれてもピンと来ないかもしれません。

 目をつむった状態で誰かに指を軽くつまんでもらって、どの指をつままれているか分かりますか。正常な感覚があれば容易に判断がつきますが、「深部知覚障害」があると分かりにくくなります。もちろん足にも症状は出ます。ひどくなると地面を踏みしめる感覚が低下します。

 目の機能が正常であれば、周囲の物との距離をはかることができるので、立って歩くこともできます。しかし目をつむると視力による補助が消えてしまうので、バランスがとれなくなります。

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