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【世界を読む】中国で「6割の児童の尿から抗生物質」 過剰摂取に警鐘 水・食物に原因か 消費は「米国の10倍以上」

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中国で「6割の児童の尿から抗生物質」 過剰摂取に警鐘 水・食物に原因か 消費は「米国の10倍以上」

中国の養豚場。抗生物質が多量に使われているという(ロイター)

 中国の上海市などの小学生の約6割の尿から抗生物質が検出されたことが、国立復旦大の研究グループの調査で明らかになった。台湾メディアが伝えた。中国国内では、国民の抗生物質の摂取量の多さが問題になっており、“汚染”が子供にも及んでいることが示されたことで改めて関心を呼び、問題視されている。(山口淳也)

58%の児童の尿から検出

 台湾の民放「中国広播」が伝えたところなどによると、復旦大公共衛生学院の研究グループが江蘇省、浙江省と上海市の8~11歳の児童計千人余りを対象に調査。58%の児童の尿から抗生物質が検出された。このうち25%の児童からは2種類以上を検出し、中には6種類が検出された児童もいたという。

 子供たちが抗生物質の脅威にさらされているというこの調査結果は、中国国内でも大きな関心を呼んでいる。親たちは口々に不安を訴えている。「とても心配」「何を食べても安心できない」「恐ろしい」…。

 公共衛生の専門家は原因について、中国の医療機関が多くの抗生物質を処方する傾向があるのに加え、家庭での自己投与や、抗生物質に汚染された水や食物を摂取していることの可能性を指摘。中でも、子供の尿から検出された抗生物質の種類から、汚染された水や食物を摂取していることが最大の原因として考えられるとしている。

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