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【関西の議論】混迷深まるばかり? 奈良知事選、生駒市長選が残した“遺恨”…リニア延伸計画にも影響か

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【関西の議論】
混迷深まるばかり? 奈良知事選、生駒市長選が残した“遺恨”…リニア延伸計画にも影響か

前生駒副市長の小紫雅史氏(左)の応援に駆けつけた、前市長の山下真氏(中央)=奈良県生駒市

 「多くの市民から支持されてきた山下市政の9年間を問う選挙」と位置づけていた小紫氏の陣営は、当選確実の報に歓声がわきあがり、小紫氏と山下氏がそろって選挙事務所に姿を見せると感極まった表情でバンザイを繰り返した。

 一方の中谷氏は突然の立候補で準備不足は大きく、最後まで支持は広がらなかった。

 初当選を決めた小紫氏は「(山下市政の)すばらしい流れを引き継いでいきながら、少しずつ小紫色を出していきたい」と決意を述べ、県との関係については「市民の目線に立って、必要なことは県と連携して信頼関係を築いていく」と力を込めた。

 山下氏も「いつまでも選挙のしこりを行政の場面に持ち込むのはあってはならない。行政マン経験の長い荒井知事も当然、そうした良識をお持ちだと思うので、公平な扱いをしてくださると思う」と強調。今後も「是々非々の関係」を築いていくことを望んだ。

県との関係改善など課題は山積

 今回の統一地方選の結果を受けて、県と生駒市の関係にも注目が集まる。

 荒井知事は小さな市町村を県が支援して強化していく「奈良モデル」を積極的に推進しているが、小紫氏は当選翌日の会見で「県におんぶに抱っこではいつまでも地方創生、分権はできない」と指摘。「生駒市でできることはまずしっかりやる。それは生駒市だけでなく、どの市町村でもそういうスタンスでやっていかないといけない」と山下氏から受け継いだ持論を展開した。

 だが、いずれは荒井知事と交渉する場面も予想される。

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