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【お天気届けて半世紀(3)】人前が苦手なのに配属先は解説部 ラジオ出演するも「棒読み」 今出東二さん

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【お天気届けて半世紀(3)】
人前が苦手なのに配属先は解説部 ラジオ出演するも「棒読み」 今出東二さん

一旦飲料メーカーに就職したが「好きなことを仕事にしたかった」と今出さん。22歳で憧れの気象の仕事についた(南雲都撮影)

 「ちちんぷいぷい」や「VOICE」などMBS専属として看板番組で気象解説を担当、3月に44年のキャスター人生に終止符を打った今出東二さん(67)。子供のころの話を聞いてみると、想像通り、天気図が大好きというユニークな中学生時代を過ごしていた。でも好きなことを仕事に、と簡単にはいかなかったようだ。(聞き手 佐々木詩)

 --天気図を描き続けた青春時代。そして夢の日本気象協会に入られた、というわけですか

 今出 違うんです。最初は気象台で働きたかったんです。でも、気象台は気象庁の機関なので国家公務員試験を受けなければいけません。なので諦めました。次に気象大学校に行こうかと考えましたが、先生に「難しい」といわれて諦めました。ぼく、諦め早いんです。

 --では就職は

 今出 まったく気象と関係ない飲料メーカーに入りました。でもやっぱり、好きなことを仕事にしたい、と思っていて、新聞の求人欄をいつも見ていました。そしたら日本気象協会の職員募集があったんです。試験を受けて採用してもらいました。22歳の時でした。

 --希望がかなったわけですね。どんなお仕事を

 今出 解説部に所属し、最初の2年間は、大阪(伊丹)空港にある気象庁「大阪航空測候所」におりました。大阪空港は当時国際空港で、万博の開催前ということもあり国際便が増えました。それに伴って気象台の仕事も増えたので、協会の人間が補助することになったようです。ただね、気象台の天気図は国際式。日本の天気図とは全然記号が違うのでずいぶん練習しました。そのとき、高層天気図も学びました。

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