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【関西の議論】最高級「山田錦」奪い合い 〝冬の時代〟でもプレミアム銘柄には行列 国も規制緩和でブーム後押し

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【関西の議論】
最高級「山田錦」奪い合い 〝冬の時代〟でもプレミアム銘柄には行列 国も規制緩和でブーム後押し

日本酒と山田錦の全国生産量の推移

 「山田錦は地元の特産品。これまで制限されていただけに、生産農家の意欲は強い」。市農林課副課長の柏木和博さん(57)は、今回の〝特需〟を前向きにとらえる。生産関係者によると、山田錦は食用米よりも2倍以上の高値で取引されるため、食用米の生産量を減らし「田んぼを空けてでも山田錦を作る」と意気込む生産農家も少なくないという。

 一方で、ある蔵元関係者は「酒米不足は解消されつつあり、すでに一部では余っているのではないかとのうわさもある」と打ち明ける。柏木さんは「(需要拡大は)休耕田の有効活用にもつながる」と期待を寄せる半面、「ブームが今後ずっと続くかは分からない。将来的な見極めも重要だ」と気を引き締める。

 日本酒衰退の救世主として注目を浴びるプレミアム銘柄。生産農家の再興にまでつなげるほどの成功を果たすには、ワインのように持続的な人気を得るためのビジネスモデルの構築や、海外での販路拡大がカギとなるのかもしれない。

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