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【希望を奏でる左手(4)】片手の素晴らしさ伝えるため、両手で弾けるようになりたい ピアニスト 有馬圭亮さん

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【希望を奏でる左手(4)】
片手の素晴らしさ伝えるため、両手で弾けるようになりたい ピアニスト 有馬圭亮さん

左手だけでピアノを演奏する有馬圭亮さん(南雲都撮影)

 手指や唇などが思うように動かなくなる局所性ジストニアを右手に発症したピアニスト、有馬圭亮さん(25)が、左手のみの演奏で活動の幅を広げている。現在でも有効な治療法が見つかっていない脳神経疾患に苦しむなか左手のピアニストとしての道を歩み出した有馬さんに今後の方向性や目標などを聞いた。(聞き手 栗井裕美子)

 --ところでピアノ人生の始まりは

 有馬 ピアノを習っていた兄の影響で4歳から始めました。高校時代、ピアノの先生の勧めで音楽の先生になろうと、大阪教育大学に進学しましたが、ピアニストを目指す同級生に刺激を受けました。

 --左手のピアニストとして目指す方向性は

 有馬 希望を届ける人を育てるため、教える環境を充実させたいです。障害やけが、病気など何らかの事情で片手しか動かせない人は世の中にたくさんいますが、これまではピアノを弾くことは難しかった。音楽を楽しむことは希望になりますし、ピアノの演奏を披露することで周りの希望にもなります。

 --音楽は癒やしの効果があります

 有馬 病気で右半身不随になった落語家、桂む雀さんを教え始めたのがきっかけで平成26年、大阪府箕面市でピアノ教室「ワンハンドピアノレッスン」を立ち上げました。

 --編曲もしています

 有馬 これまでの片手用のピアノ曲は、すでに技術の高いピアニストのために作られたものがほとんどでしたが、初心者にはあまりにも難しいと気づきました。初心者にも弾きやすいようにしようと、約100曲を手がけて、そのうち約20曲を出版しました。

 --精力的です

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