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【希望を奏でる左手(3)】誰かを喜ばせたいのが自分の原点…演奏そのもので感動を届けたい ピアニスト 有馬圭亮さん

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【希望を奏でる左手(3)】
誰かを喜ばせたいのが自分の原点…演奏そのもので感動を届けたい ピアニスト 有馬圭亮さん

左手のピアニスト、有馬圭亮さん(南雲都撮影)

 手指や唇などが思うように動かなくなる局所性ジストニアを右手に発症したピアニスト、有馬圭亮さん(25)が、左手のみの演奏で活動の幅を広げている。現在でも有効な治療法が見つかっていない脳神経疾患に苦しみながら立ち直ったきっかけや演奏で大切にしていることなどを聞いた。(聞き手 栗井裕美子)

 --リハビリではピアニストのレベルになかなか戻らないことを知って落ち込んだ後、どう立ち直ったのですか

 有馬 智内さんの依頼で唱歌「シャボン玉」を編曲しました。智内さんは「これいいね」と言ってコンサートで弾いてくれたのですが、その演奏を聴いた方が「感動した」と話しかけてくれたのがきっかけです。

 --感動は感動を呼び起こします

 有馬 誰かを喜ばせたいというのが自分の原点だと気づきました。喜んでもらうのに片手も両手もない。それまでは「5本しか指がない」と嘆いていましたが、「5本も指がある」と考えが変わりました。

 --左手のピアニストとしての開眼です

 有馬 初めての単独コンサートを平成25年9月に大阪府豊中市の教会で開きました。演奏中にステンドグラス越しに陽光が差し込み、虹色の光がステージに広がりました。そのときはみんなに祝福してもらったようで幸せでした。 

 --その歓喜の調べを聴かせてください

 有馬 ロシアの作曲家、ボルトキエヴィチ作曲の「ウエディングソング」です。コンサートでは、ジストニアの話をすると暗くなってしまうので、明るい曲想のこの曲をよく弾きます。(ピアノを弾く)

 --まるで春風を感じる爽やかなメロディーです。演奏で大切なことは

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