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【大阪都構想】何が問題になっているのか、知りたい-「賛否」は自分たちの手で 市民ら情報収集に走る

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【大阪都構想】
何が問題になっているのか、知りたい-「賛否」は自分たちの手で 市民ら情報収集に走る

大阪都構想を考える民間イベントに出席した、大阪維新の会幹事長の松井一郎大阪府知事(左)と、自民党の柳本顕大阪市議(左から2人目)。登壇時間はずらしており、入れ替わり時には並んで握手したが討論はしなかった=平成27年5月3日、大阪市北区(今村義丈撮影)

 大阪市を廃止し、5つの特別区を設置する「大阪都構想」の住民投票が17日に迫り、情報を自らすすんで得ようという市民の動きが活発になっている。賛否双方の集会に出席して、貪欲に情報を求める人もいれば、中立の立場で議論の場を設けて市民が考える機会を提供する人もいる。共通するのは「自分たちの街のことだから、自分たちで考えたい」という強い思いだ。

「百害あって一利なし」の市議の説明にも冷静に

 「(特別区になれば)市独自のサービスは必ず後退すると思う。都構想は百害あって一利なしだ」

 1日夜、大阪市西淀川区の市立小学校体育館で開かれた自民市議の市政報告会。300人以上が集まり、壇上の大型スクリーンを見つめながら市議の説明にじっと耳を傾けた。

 参加者は反都構想一色ではなく、賛否を決めかねている人も。同区の男性会社員(34)もその一人で、都構想を推進する大阪維新の会が前日に同区で開いた説明会にも足を運んだ。市の存廃がかかる住民投票を前に、「何が問題になっているのか知りたい」と思ったからだ。

 維新側は市の住民サービスは特別区に引き継がれると強調。男性の目には維新が反対意見への説明、反論を尽くしているのに対して、自民は都構想批判に力点を置いて対案を示せていないように映った。

 気持ちは賛成に傾いたというが、投票日まで「慎重に考えたい」。

「賛成の人の周りには賛成の人が多く、反対の人は逆」

 情報を求めて動く人がいる一方、中立の立場で市民の考える場をつくろうという動きも出てきている。

 「賛成の人の周りには賛成の人が多く、反対の人は逆。自分たちの街の大切なことを決めるのに、情報や意見が固定化したままでいいのか」

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