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【ターニングポイント】日本初の週休二日制に込めた松下幸之助の思い…国際競争に勝ち抜くため仕事の効率求め、労働の評価が量から質へ

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【ターニングポイント】
日本初の週休二日制に込めた松下幸之助の思い…国際競争に勝ち抜くため仕事の効率求め、労働の評価が量から質へ

「週休2日制」の初の休日に幹部社員を本社講堂に集めて訓示する松下幸之助氏=昭和40年4月17日、大阪府門真市

 「週に2日休むとそれだけコストが上がる。会社の成績が上がらなければ世の模範にはならない。週休2日になってさらに発展するよう努力願いたい」。この言葉通り会社は成長を続け、「世界の松下」と呼ばれるまでになった。

 週休2日制を他の国内企業が採用するのは55年ごろから。官公庁は平成4年に完全週休2日制を導入した。公立学校も同年から月に1回土曜日が休日になり、14年からは毎週土日が休みになった。

 パナソニック社史室の中西雅子学芸員は「幸之助氏は常に日本の発展と世界競争に勝つことを意識していた。週休2日制は勤労意欲と能率の向上という成果を生み、日本人の働き方を変えるきっかけとなった」と説明する。

       

 企業には、歴史的な変化につながった経営者の英断や社員の奮闘などがある。社史をひもとき、その転換点を探る。

     

 【週休2日制】1年を通して月に1回以上週2日の休日がある制度。現在は世界中の企業が採用している。土曜日と日曜日の連休になる場合が多いが、どの曜日を休日にするかは企業や雇用主の自由とされており、サービス業などでは平日に2日休むこともある。毎週2日休みになるのは完全週休2日制と区分される。

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