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「ゆりかごから墓場まで」沿線定住者確保へ生活支援サービス  関西の鉄道各社

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「ゆりかごから墓場まで」沿線定住者確保へ生活支援サービス  関西の鉄道各社

阪急電鉄が運営する「アフタースクール Kippo(キッポ)」では駅構内の見学など、鉄道各社ならではの企画も(阪急電鉄提供)

 関西の鉄道各社が、子育てや介護、終活ビジネスなど沿線住民の“ゆりかごから墓場まで”を支援するサービスを充実させている。関西は、沿線に住宅地や集客・商業施設などを開発することで乗客を増やす鉄道のビジネスモデル発祥の地だが、少子高齢化が進むなか、沿線の定住者の確保が重要課題になってきていることが背景にある。

 ■共働き世帯を呼び込め

 阪急電鉄の豊中駅(大阪府豊中市)を改札を出てすぐの構内(駅ナカ)に4月に開業した民間学童保育施設「アフタースクール Kippo(キッポ)」。小学1~6年生が対象で、阪急電鉄が関西の私鉄として初めて運営に乗り出した学童保育施設の1号店だ。

 「駅ナカは送り迎えに便利。駅の見学など、鉄道会社ならではの体験イベントがあるのもうれしい」

 小学1年生の女子児童を預けているという30代の女性会社員はこう話す。

 阪急電鉄が学童保育施設を手掛けるのは、沿線に長く住んでもらえる共働き世帯を呼び込めれば沿線人口減に歯止めがかかることが期待されるためだ。今後も施設拡充を通して「沿線人口の維持を目指す」(経営企画部の松本美樹課長)。

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