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3メートル超のダイオウイカ 標本作業が始まる 鳥取

昨年1月、鳥取市沖の日本海で捕獲されたダイオウイカを標本にする作業が、山陰海岸学習館(鳥取県岩美町)で行われた。
ダイオウイカは底引き網漁船が捕獲。県立博物館に寄贈され、鳥取市内で冷凍保管していた。解凍後の調査では、全長3メートル18センチで、メスと確認された。
作業では、卵が外に出てくる状態だった卵巣を取り出すなど修復。その後、長さ4メートルの水槽に入れ、海水で薄めたホルマリンに漬けて防腐処理を始めた。
鳥取県でダイオウイカの標本は、昭和63年に同町の海岸に漂着した個体が同博物館で保管されており、今回が2件目となる。防腐処理が終わった後、27年度中の冬から、同学習館で常設展示する予定だ。