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【官邸ドローン事件】原発の町に生まれ育った山本容疑者 「暗黙の了解を無視した行動」福井・小浜に戸惑い広がる

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【官邸ドローン事件】
原発の町に生まれ育った山本容疑者 「暗黙の了解を無視した行動」福井・小浜に戸惑い広がる

移送のため福井県警小浜署を出る山本泰雄容疑者=25日午前9時5分、福井県小浜市

 逮捕された山本泰雄容疑者は自宅がある福井県小浜市で生まれ育った。小浜市は、関西電力大飯原発がある同県おおい町に隣接する「原発の町」。原発反対派がいれば、原発関係者も多く住むことから、双方が表立って主張をすることを控えようとする雰囲気があったという。山本容疑者がとっぴな事件を起こしたのはそこから約500キロも離れた首相官邸。「なぜあんな過激な行為に走ったのか」。地元の戸惑いは収まらない。

 山本容疑者は3兄弟の次男。地元の小中学校から、これも小浜市にある公立高校に進学。約20年前に現在の自宅がある同市青井に母親らとともに引っ越した。鉄工所を経営していた父親は、そのころ亡くなったという。

 本人のブログによると、電子機器製造メーカーに勤務し、昨年7月に退社したとしているが、反原発に固執するようになった時期や理由は不明だ。

 「住民には確かに原発の賛否はあり、反対の署名が回ってくることもある。でも住民同士の輪を重視し、表立って賛否を訴える行為をするのは控えようという暗黙の了解がある」

 山本容疑者が幼少時代を過ごした小浜市小浜香取の70代の主婦は、賛成、反対の立場を超えて地域で続く“気遣い”を明かす。香取地区は小浜湾に近く、約10キロ北西に大飯原発がある。

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