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「隣人は“悪意”が増幅しがち」 堺の89歳女性殺害事件

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「隣人は“悪意”が増幅しがち」 堺の89歳女性殺害事件

木村千壽子さんが死亡しているのが見つかった民家付近。隣人の男は公園の土手で焼身自殺を図り、池の中に飛び込んだ=14日午後、堺市東区引野町

 堺市東区の民家で13日、住人の木村さん(89)が殺害された事件は、焼身自殺を図った男(86)が「近隣トラブル」の末に犯行に及んだ疑いが強まっている。だが、当初は大阪府警の周辺捜査でも、2人の間のいざこざは浮かび上がっていなかった。外からはうかがい知れない近隣同士の関係。専門家は「隣人は顔を合わす機会が多いため悪意が増幅しがち」とした上で、「高齢者の場合、相手の意見を受け入れられなかったりする傾向もあり、収拾がつかなくなる」と指摘する。

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 殺害された木村さんの親族は、木村さんが生前、こう話していたことを覚えている。焼身自殺を図った男のことを指していたとみられる。

 事件は13日午後6時25分ごろ、同居の三男(53)が刃物で刺された木村さんを自宅で発見。大阪府警黒山署は殺人事件で捜査を開始し、14日早朝、木村さん方近くの池で、焼身自殺を図った男が見つかった。男は「木村さんとトラブルがあった」とした上で、刺したことを認めた。

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