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【わが社のオキテ】「出産予定は?」女性社員にセクハラすれすれ質問をするカプコンの“特殊事情”…人生設計踏まえ適正配置

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【わが社のオキテ】
「出産予定は?」女性社員にセクハラすれすれ質問をするカプコンの“特殊事情”…人生設計踏まえ適正配置

「安心して仕事に打ち込める」と話すゲームプランナーの久野祥緒さん(手前)

 人材育成を統括する執行役員の信山斉之さんは「ゲーム開発が佳境に入ったときに離脱することになれば、せっかくがんばってきた本人にとっても、また会社にとっても不幸なことになる」と話す。

踏み込んだ面談

 そんなゲーム開発ならではの「不幸」をなくそうと、カプコンは定期的な面談を重視している。数年間をチームで一緒に過ごすため、面談では結婚や出産、配偶者の転勤予定などプライベートまで踏み込んだ話し合いをする。

 特に女性社員については、あらかじめ結婚や子作りの計画を把握しておくことで適材適所の配置を行うことを目指している。

 ただ、一歩間違うとセクハラになる恐れもある。実際にこのような質問を受けた女性社員はどう感じているのだろうか。

 女性ゲームプランナーの久野祥緒さんは「出産時期の希望を上司との間で共有しておけば、離脱した後の配置も事前に調整しておけるので安心できる」と話す。ほとんどの女性社員が好意的に受け止めているという。

 以前は結婚や出産を機に退社する開発者も少なくなかったが、踏み込んだ面談を導入したことで現在はほとんどの女性社員が結婚、出産後も仕事を続けているという。

活躍の機会広がる

 ゲームは男性向け、女性向けといった区別だけでなく、家族向け、子供向けなど多様なジャンルが求められるようなり、開発現場で女性ならではのセンスが発揮される場面が増えている。

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