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南海電車の「さびない鉄人」地球150周 来年600万キロ達成へ

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南海電車の「さびない鉄人」地球150周 来年600万キロ達成へ

6000系の状態を確認する小原田検車区長の福元勝彦さん(奥)と主任の林育弘さん=和歌山県橋本市(大竹直樹撮影)

 現在は、主に大阪の難波から和歌山県の橋本まで約44キロを毎日、最高時速100キロで平均7往復する。

 最初に投入された「6001」号の走行距離はすでに588万キロに達した。来年、600万キロの大台を越える見通しだ。

 時代の変化に合わせ、冷房設備の設置や、車体の更新工事は実施されたが、基本的な構造は登場当時と同じ。現役を維持するには、日々の適切なメンテナンスも欠かせない。

 34年間整備に携わってきた同社小(お)原(はら)田(た)検車区の区長、福元勝彦さん(52)は「今でこそ銀色のステンレス車は珍しくないが、登場当時は画期的な車両だった」と振り返る。

 同区主任の林育弘さん(43)は「私も先輩たちも、老体をいたわる気持ちで丁寧に整備してきた。今でも『53歳』とは思えない健康体です」と胸を張る。

 昭和の鉄道史に詳しい作家の小牟田哲彦さんは「半世紀以上も大手私鉄で走り続けるような電車はもう登場しないのではないか。もともと長持ちする名車だったことに加え、ものを大切に使う傾向が強い関西の風土も後押しした結果だろう」と話す。

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