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謎の「油」被害次々と 東寺、橿原神宮、安倍文殊院も…計13カ所に 文化財保護法違反で捜査

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謎の「油」被害次々と 東寺、橿原神宮、安倍文殊院も…計13カ所に 文化財保護法違反で捜査

油のような跡がついた外拝殿の外側の格子戸(蔀戸)=奈良県橿原市の橿原神宮

 世界遺産の二条城(京都市)や金峯山寺(奈良県吉野町)などで国宝の建物や仏像に油のような液体がかけられた事件で、世界遺産・東寺(京都市南区)と橿原神宮(奈良県橿原市)、安倍文殊院(奈良県桜井市)でも同様の痕跡が見つかっていたことが9日、分かった。京都、奈良両府県警は文化財保護法違反などの疑いで捜査している。

 今月4日以降、同様の被害が確認されたのは、京都、奈良両府県で計13カ所となった。

 京都府警などによると、東寺で液体の跡が見つかったのは、大師堂(国宝)の内部の畳▽灌頂(かんじょう)院(重文)の東門▽毘沙門堂の壁面ガラス▽大黒堂の賽銭(さいせん)箱など5カ所。3月27日ごろに職員が発見し、4月8日になって府教委と府警南署に相談した。

 南署は今後、液体の分析や防犯カメラの映像の精査を進める。東寺は794(延暦13)年に建立。東寺真言宗の総本山で、平成6年に世界遺産に登録された。

 一方、奈良県警などによると、橿原神宮で痕跡が見つかったのは、外拝殿(げはいでん)の外壁や内部の柱、石畳など計7カ所。7日早朝から9日早朝の間に液体がかけられたとみられる。安倍文殊院では、白山堂(重文)や金閣浮御(うきみ)堂などで液体がかけられていた。寺によると、8日夕方に水滴の跡を発見したという。

 橿原神宮は初代天皇・神武天皇を祭神とし、明治23年に創建された。文化財指定はされていない。安倍文殊院の白山堂は室町時代に建立された。

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