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【スポーツON&OFF】ジェット桐生、夢の9秒台秒読み…織田記念はなぜ記録が出る!?

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【スポーツON&OFF】
ジェット桐生、夢の9秒台秒読み…織田記念はなぜ記録が出る!?

陸上のテキサス・リレー男子100メートルで、追い風参考ながら9秒87をマークし、笑顔の桐生祥秀=3月28日、米テキサス州オースティン(AP)

 夢の9秒台なるか-。4月18、19日に開催される織田記念国際陸上(広島)の男子100メートルへの注目が高まっている。3月28日に米テキサス州オースティンで開催されたテキサス・リレーで19歳の桐生祥秀(東洋大)が追い風3・3メートルの参考記録ながら、“幻の9秒台”となる9秒87をマーク。これを専門家のデータに当てはめると、公認範囲ギリギリの追い風2・0メートルだった場合、9秒96で走った計算になるというのだから、期待が高まるのも当然だ。

 桐生が日本歴代2位となる10秒01をマークし、一躍脚光を浴びる存在になったのが2年前の織田記念の男子100メートル予選だった。当時は京都・洛南高3年の17歳。大学1年になった昨年の織田記念では予選で10秒10をマークしながら、決勝は右太ももに違和感で大事を取ってレースを棄権。昨年は仁川アジア大会も直前で出場を辞退するなど故障続きの1年だっただけに、幸先良いスタートを切った今年こそは、と期待が高まるワケだ。

 織田記念は実際にこれまで数々の好記録を生み出してきた。織田記念が開催されるのは、エディオンスタジアム広島(広島広域公園陸上競技場)。男子100メートルの日本歴代10傑を見ても、桐生の10秒01をはじめとして、5位タイの10秒07の江里口匡史(当時・早大)、7位の10秒09の塚原直貴(富士通)、9位タイの10秒13の高瀬慧(富士通)の4人がこの競技場で自己ベストをマークしている。いわば広島は日本屈指の“高速トラック”なのだ。

 では、なぜ広島で好タイムが出るのか。要因の一つとして考えられるのが、トラックの反発力だ。現在は合成ゴムを固めた「タータントラック」が一般的だが、走路の硬度が公認条件の上限に近い形で設計されているとみられる。反発が強いと推進力が生まれることから、選手の間でも「広島は硬さがあって走りやすい」という声をよく耳にする。

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