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京都・島原 芸妓の最高位・太夫が「店出し」 10代で誕生は22年ぶり

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京都・島原 芸妓の最高位・太夫が「店出し」 10代で誕生は22年ぶり

島原で「店出し」を行った桜木太夫=4日午後、京都市下京区(鈴木俊輔撮影)

 京都の旧花街、島原で唯一営業している置屋兼揚屋の輪違屋(わちがいや)で、桜木太夫(18)がデビューに当たる「店出し」を行った。太夫は芸妓(げいこ)の最高位と位置づけられており、10代の太夫が誕生するのは22年ぶりという。

 桜木太夫は輪違屋の若雲太夫のめいで、今年3月に高校を卒業したばかり。小学生のころから日本舞踊やお茶を学び、太夫の世話をする「禿(かむろ)」を務めたこともある。

 「とても華やかで憧れていた」という太夫になることを決め、今年に入ってからは見習いの太夫として、お座敷での所作などを学んできた。

 4日に行われた店出しでは、かんざしなどを飾った「橘」と呼ばれる髪形に、全身で約30キロにもなるという衣装に身を包み、元揚屋の美術館「角屋」などをあいさつ回りに訪れた。

 桜木太夫は「厳しい世界だというのはわかっている。芸事も立ち居振る舞いも『さすが太夫さんやね』といわれるようになりたい」と緊張した面持ちで話していた。 (鈴木俊輔)

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