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【うめきた】累計1億人突破のグランフロント、2期は収益力や建築費に課題

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【うめきた】
累計1億人突破のグランフロント、2期は収益力や建築費に課題

 JR大阪駅北側で進む「うめきた」再開発。先行開発区域(1期)の目玉だった複合ビル群「グランフロント大阪」(大阪市北区)の来場者が6日に累計1億人を突破し、その勢いに乗る格好で2期の行方に注目が集まる。グランフロントの機能とも連携し、国際交流や新産業創出、自然と共存したまちづくりを目指して計画作成が進むが、収益面や建築費などに課題を抱える。(西川博明)

 開業当初の目標を上回るペースで来場者を積み上げるグランフロント。うめきた2期は、そのグランフロントの隣接地に広がる空き地約16・2ヘクタールが対象だ。2期のまちづくり方針は「みどり(緑化)とイノベーション(技術革新)の融合拠点」。敷地の約半分の8ヘクタールを「みどり」の空間とし、非常時には市民らが避難できる公園を整備する。

 この方針のもと、27年度に大阪府・市や関西財界が2期の都市機能について協議する検討会を発足。新産業創出や国際集客・交流、知的人材育成をテーマに意見を集約する。翌28年度以降、1次提案を通過した民間の20事業者・グループから2次提案を募り、2期の事業者を選定する運びだ。

 ただ、1期のグランフロントの勢いを買い、34~38年度にかけて順次施設がオープンする2期も、成功が約束されたわけではない。

 まず、不安を抱えるのが収益性だ。2期では国家戦略特区を活用し、1期の知的創造拠点「ナレッジキャピタル」との連携も視野に、大学・大学院や大会議場などの整備を求める意見が関西の政財界で目立つ。250を超す専門店が入るグランフロントがすでに1期で整備されたこともあり、2期に大規模商業施設は「必要ない」(関西財界幹部)との声すらある。

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