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【経済裏読み】象牙は麻雀パイ、トラの骨は酒に化け…中国の「環境保護」はお題目 「AIIB」率いる資格に疑念

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【経済裏読み】
象牙は麻雀パイ、トラの骨は酒に化け…中国の「環境保護」はお題目 「AIIB」率いる資格に疑念

 中国主導で設立を目指すアジアインフラ投資銀行(AIIB)に50カ国以上が参加を表明したことで、アジア開発銀行(ADB)と並ぶ国際的な投資機関が誕生しようとしている。日本でも加盟の是非について与野で議論が起きているが、あくまで日本政府は慎重な立場。AIIBへの出資の過半を占める中国が、環境や自然保護、人権に十分配慮した開発を行えるか確証を持てないからだ。実際、中国は自国内でさえ深刻な大気汚染が解決できず、希少動物の保護も徹底できていない。AIIBの議論で、改めてクローズアップされる中国の環境意識。どんな問題が報じられているのか。

「象牙」の密輸に関与を疑われ

 国家をあげて手厚い保護がなされているパンダに比べて、ほかの希少動物の扱いはそんざいな印象をぬぐえない。

 象徴的なのが、牙が高価な置物や麻雀パイの材料にされる象。象牙の売買は、野生動物の取引ルールを定めたワシントン条約で厳しく制限されている。中国もワシントン条約の締結国だが、経済成長でお金持ちが増えて需要は増加。象牙の消費大国となる中、密猟や不当取引の温床になっているとの指摘がある。

 ロンドンを拠点とする国際環境保護団体「環境調査エージェンシー(EIA)」は、2013年3月に習近平国家主席ら中国要人がタンザニアを訪問した際、中国の犯罪集団がこれに紛れて、大量の象牙を買い付けて不法に持ち出したとする報告を発表した。共同通信によると、中国外務省の洪磊副報道局長はすぐに「報告には根拠がない。中国は一貫して野生動物の保護を重視してきた」と述べ「強烈な不満」を表明。しかし、不正な取引疑惑はこれだけでなはい。

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