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【春節回顧】「もう餃子焼けてんねんけど」注文変更に振り回される店、温泉施設は「入れ墨」「水着」…四苦八苦

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【春節回顧】
「もう餃子焼けてんねんけど」注文変更に振り回される店、温泉施設は「入れ墨」「水着」…四苦八苦

中国からの到着便が続き、混雑した関西国際空港ロビー=今年2月

 男性社長は「次に殺到する時期は花見。やはりほぼ満室状態になると予想される」と混乱を警戒する。

今後も増える中国便

 新関西国際空港会社によると、関空の今年度の国際線の外国人旅行客数は推計690万人。前年度比40%増と急増しており、特に中国便などの伸びが著しい。

 3月24日に発表された関空の夏期ダイヤ(3月29日~10月24日)でも、中国の格安航空会社(LCC)・春秋航空が新たに4路線を就航させるのをはじめ、厦門(アモイ)航空が6年ぶりに厦門線を復活させる。

 こうした増便で関空は中国の28都市と結ばれ、国内空港では最多となる。

 2020年の東京五輪に向け、中国や台湾、アジア便の増便は続く見通しで、今後も日本を訪れる中国人観光客らが増えるのは確実だ。

 観光行政に詳しい泉佐野市特別顧問の中尾清氏(70)は「国や地方自治体は外国人観光客の誘致に乗り出しているが、実際におもてなしをする最前線へのサポートまでは対応が追いついていないのが実情」と指摘。

 今後も中国人客などの増加に伴う混乱は予想されるため「観光情報発信拠点などで中国語スタッフを増員している行政が、困っている町の店舗のメニューを中国語に訳すサポートを行うことなども可能だと思う。受け入れ体制の整備が急務だ」と警鐘を鳴らしている。

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