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【「正論大賞」記念講演会詳報】西岡力教授「朝鮮半島は南北で体制の危機を迎えている」「従北派が浸透する韓国…」

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【「正論大賞」記念講演会詳報】
西岡力教授「朝鮮半島は南北で体制の危機を迎えている」「従北派が浸透する韓国…」

第30回正論大賞受賞記念大阪講演会で講演する西岡力氏=3月19日午後、大阪市北区のリーガロイヤルホテル(恵守乾撮影)

 韓国が北朝鮮による民族主義イデオロギーに染まりだしたのは1980年代だ。その理論は資本家と労働者との間の闘争ではなく、韓国が米国帝国主義に支配されているという“植民地”からの解放闘争という位置づけで、その後に社会主義革命を達成するというものだ。目的達成のために北朝鮮は高学歴の人たちをターゲットに浸透を図った。その思想に共鳴して従北派となった人たちは公務員を目指したり、司法やマスコミの世界に入り、民族主義イデオロギーを広げていった。

 その典型が韓国版自虐史観だ。韓国の李承晩(イ・スンマン)初代大統領以降、親日派を処分しなかった状態が今も続いていることを民族的に“自虐”する考え方だ。金日成(キム・イルソン)主席は朝鮮戦争で、米国を排除したうえで親日派で汚れた韓国の政権を倒して統一を試みた一方、北朝鮮国内には今も中国とソ連の軍隊を駐留させずに民族主義を貫いているという主張だ。

 そこに慰安婦問題がぴったりとはまった。慰安婦を連行したとする日本軍に望んで入った朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領は「売国奴」で、慰安婦問題を解決しないまま日韓基本条約を締結した民族の敵という設定だ。それを反日運動として利用している。

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