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「いつもより早い火…おかしい」西日本有数のススキ群生地・砥峰高原火災 山焼き中止に見物客騒然 

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「いつもより早い火…おかしい」西日本有数のススキ群生地・砥峰高原火災 山焼き中止に見物客騒然 

砥峰高原の火災で消火活動をする消防隊員たち=兵庫県神河町

 「予定よりも早く火が出たのでおかしいと思った」。28日、西日本有数のススキの群生地で知られる兵庫県神河町の砥峰(とのみね)高原で発生した火災。この日に予定されていた恒例の山焼きイベントが急遽(きゅうきょ)中止になり、見物客は予想外の出来事に驚きを隠せない様子だった。

 山焼きはこの日午後2時からスタートする予定で、同高原は午前中から多く人でにぎわっていた。

 観客によると、午後0時半ごろ、会場のススキ原から出火し、一気に燃え広がった。兵庫県警福崎署によると、観光で訪れた70代の男性2人が、ススキ原の中でコーヒーをいれようと簡易型ガスコンロに火をつけたところススキに燃え移ったという。

 山焼きを予定していなかった約300平方メートルが燃え、消火のため予定地内のススキも焼いた。

 写真撮影のために訪れていた兵庫県豊岡市の無職男性(74)は「いつもより早く煙が上がり、変だと思ったら消防車が来て、火事だと分かった」と驚いた様子をみせた。

 当時約2500人の見物客がおり、現場では関係者が避難誘導に追われるなど一時騒然となった。

 神戸市兵庫区の主婦、国見美子さん(35)は「けがをした人がいなかったのでよかったが、子供がいるので少し怖かった」と話した。

 火事の影響で山焼きは中止に。同町の山名宗悟町長は「二度とこのような火事を起こさないよう、再発防止に努めたい」とコメントした。

 同高原は作家、村上春樹さん原作の映画「ノルウェイの森」のロケ地にもなった。

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