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【関西の議論】実は「手榴弾」並みの恐ろしさ…空気充填中のタイヤ破裂事故「年1回発生」の衝撃事実

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【関西の議論】
実は「手榴弾」並みの恐ろしさ…空気充填中のタイヤ破裂事故「年1回発生」の衝撃事実

空気充填中に破裂した大型トラックのタイヤ。風圧で作業員が亡くなった(滋賀県警甲賀署提供)

 滋賀県甲賀市のガソリンスタンドで昨年末、空気を入れていた大型トラックのタイヤが突然破裂し、作業をしていた店員が風圧で死亡する痛ましい事故が起きた。まさかと思われるかもしれないが、実は空気充填(じゅうてん)中のタイヤ破裂は過去5年間で少なくとも5件は発生し、3人が死亡する非常に危険な事故だ。特に大型車のタイヤが破裂した場合は「手榴弾(しゅりゅうだん)並みの恐ろしさがある」と指摘する関係者もいるほど。扱いを一歩間違えればとんでもない“凶器”になりかねない「タイヤ」とどう付き合っていけばいいのか-。(和野康宏)

強い風圧で2メートルも飛ばされて…

 「ドーン!」

 昨年12月22日夕、甲賀市水口町の国道1号沿いにあるガソリンスタンドで大きな音が響き渡った。副店長を務める男性従業員=当時(49)=が大型トラックのタイヤ(直径80センチ)に空気を入れる作業をしていたところ、突然、破裂した音だった。

 異常事態に気付いた別の従業員が駆けつけると、男性従業員は作業をしていた場所から2メートルも後方に飛ばされあおむけに倒れていた。男性従業員はすぐに病院へ運ばれたが、死亡が確認された。死因は、胸に強い風圧を受けたことによる大動脈解離だった。

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