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【福井大准教授逮捕】殺害隠そうと事故装う? 2人が知り合ったきっかけは赤トンボ研究

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【福井大准教授逮捕】
殺害隠そうと事故装う? 2人が知り合ったきっかけは赤トンボ研究

 福井県勝山市で大学院生の菅原みわさん(25)が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された福井大大学院の特命准教授、前園泰徳容疑者(42)が自ら病院に菅原さんを搬送し、県警に当初「菅原さんが事故を起こしているのを見つけ、助けようとした」と説明したことが14日、捜査関係者への取材で分かった。

 県警は事故を装い、殺害したことを隠そうとしたとみて、2人の間にトラブルがなかったか調べている。

 2人を知る関係者によると、前園容疑者と東邦大(千葉県)大学院生の菅原さんが知り合ったきっかけは赤トンボの研究だった。

 勝山市などによると、前園容疑者は平成21~24年は東邦大の非常勤講師を務めており、この際に菅原さんと知り合ったとみられる。

 平成23年、エコ環境都市推進を掲げる勝山市から環境教育の専門家として招かれた前園容疑者は、市の赤トンボ研究プロジェクトに参加。同年、赤トンボが水田で羽化し、夏に山へ移動することを国内で初めて確認することに成功した。

 関係者によると、菅原さんはこのプロジェクトに参加し、翌年以降も同市を訪れるようになったといい、「菅原さんは前園容疑者のフィールドワークや講演に同行し、助手のような立場だった」と明かす。

 前園容疑者は25年4月に福井大教職大学院の特命准教授に就任。一方、菅原さんは東邦大大学院理学研究科に進学し、赤トンボの生態研究のため昨年10月に大学を休学、同市に移った。

 市の関係者は「前園容疑者はフィールドワーク型の活発な学者で、菅原さんはきまじめな明るい女性だった。2人とも、こんな事件に関係するとは信じられない」と驚きを隠せない様子だった。

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