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16人全員が「他校通学希望」で新入生ゼロ…小学校が4月から休校へ

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16人全員が「他校通学希望」で新入生ゼロ…小学校が4月から休校へ

 三重県境に近い山間部にある滋賀県甲賀市立鮎河(あいが)小学校で、新年度の就学予定児童16人全員が、約5キロ離れた市立土山小に通うことを希望し、鮎河小の休校が決まった。児童数の減少を理由に保護者全員が就学指定校の変更を市教委に申請したため。全児童が就学指定校の変更を希望して学校が休校となるのは、県教委によると「極めて珍しいケース」としている。

 市教委によると、鮎河小校区は過疎化が進み、今年度の児童数は22人。うち19人が同小に通い、3人は就学指定校を変更して土山小に通学している。残った児童の保護者も「子供には多くの同級生と一緒に学ばせたいが、今後、児童数の増える見込みがない」などと全員の就学指定校変更を希望したため、昨年8月に保護者や地元の関係者が協議団体を設立。市教委などと話し合いを進めてきた。

 この協議を経て、市教委は今年2月25日、4月から鮎河小に通う予定だった16人全員の就学指定校変更を許可。これに伴い、同小の休校が決まった。

 市教委は「学校の休校は、地域コミュニティーに悪影響を与えるだけに残念だが、保護者の望みで地域が協議を重ねた結論なのでやむを得ない」と話している。市教委は今後、鮎河小を含めた全体の学校統廃合について議論を進めていく。

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