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三成ゆかりの佐和山城の石材を彦根城の正面石垣に 徳川家重臣の井伊家「政権交代誇示」が狙い?

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三成ゆかりの佐和山城の石材を彦根城の正面石垣に 徳川家重臣の井伊家「政権交代誇示」が狙い?

佐和山城の石材を使って築かれていたことが分かった彦根城「鐘の丸」の石垣=滋賀県彦根市

 徳川家重臣だった井伊家が築いた国の特別史跡・彦根城(滋賀県彦根市)の石垣の一部に、豊臣方の石田三成の居城だった佐和山城(同市)の石材が再利用されていたことが石垣の解体調査で分かり、市教委が12日、発表した。当時の正面側に使われており、井伊家が三成ゆかりの城の石を目立つ位置に据えた形。専門家は「政権交代誇示の意味があった」とみている。

 市教委によると、彦根城の石垣は従来、ほぼ湖東流紋岩だけで築かれているとされてきた。しかし解体調査の結果、当時の正面側にあたる城郭最南部の「鐘の丸」の石垣のうち高さ7メートル、長さ約30メートル分は、湖東流紋岩に交じってチャート(堆積岩の一種)も使われていた。この2種類を使っていたのは近隣では佐和山城だけだったため、石材を再利用したと判断した。

 また、鐘の丸と本丸の間にある「太鼓丸」の石垣では、石垣の裏に詰める「栗石(ぐりいし)」に、佐和山城の櫓(やぐら)にふかれていたとみられる瓦の破片が使われていた。

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