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【関西の議論】「自分らしく時間使いたい」若者が田舎暮らしを志向するワケ 地方移住セミナー盛況…気になる1位は○○県

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【関西の議論】
「自分らしく時間使いたい」若者が田舎暮らしを志向するワケ 地方移住セミナー盛況…気になる1位は○○県

「島暮らし」をテーマに開かれた徳島県の田舎暮らしセミナー。約30人の参加者うち30~40代で6割以上を占めた=2月7日、大阪市中央区

 地方への移住希望者向けに、自治体が開く「田舎暮らし」セミナーが盛り上がりをみせている。移住者が体験談を話したり、自治体職員が相談に応じたりする内容。移住希望者と自治体のマッチングに取り組んでいる「大阪ふるさと暮らし情報センター」(大阪市)でほぼ毎週土曜日に開催され、立ち見が出るほどの人気だ。国の「地方創生」の方針の中、各地の自治体は移住者獲得策を強化しているという。地方への移住と聞けばシニア世代の願望だと思いがちだが、近年は20~30代の子育て世代が強く関心を示し、セミナーへの参加も多い。なぜ若い世代が「田舎暮らし」を目指すのだろうか。(中井美樹)

スクリーンに大自然

 会場のスクリーンに、遠くまで広がる海と夕日が沈む雄大な風景が映し出された。

 「町のどこからでもこういう風景は見えます」

 大阪ふるさと暮らし情報センターが事務所を置く大阪市中央区のホテルの1室。1月31日に開かれた高知県主催のセミナーで、県東部の安芸市の職員が町の魅力を紹介していた。

 次に映し出されたのは清流で水遊びをする子供たちだ。海、山、川…。自然の醍醐味をすべて味わえるのが安芸市の魅力というわけだ。

 一方で、担当者が強調していたのは〝田舎過ぎない〟こと。市中心部には総合病院やレンタルビデオ店があると説明し、「市街地と豊かな自然が近い」とメリットを挙げた。

 続いて安芸市内で木を使った玩具の製造・販売会社を経営する萩野和徳さん(41)が移住の体験談を話した。

 大阪の新聞社で働いていたが、不規則な勤務で体調を崩したのがきっかけで脱サラを決心。27歳で退職後、職業訓練校で大工技術を学んだ後、両親の出身地である安芸市に移住、木の玩具の工房を設立した。

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