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ハルカス来館者数4273万人、目標に1割届かず 全面開業1年 百貨店の苦戦響く

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ハルカス来館者数4273万人、目標に1割届かず 全面開業1年 百貨店の苦戦響く

 高さ300メートルと日本一の超高層ビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)が7日、全面開業してから1年を迎えた。運営する近畿日本鉄道によると、1年間(平成26年3月7日~27年3月6日)の来館者数は約4273万人で、目標とする4740万人を約1割下回った。最上層の展望台などは好調だったが、中核施設の近鉄百貨店本店が伸び悩んだのが主因。近鉄グループの命運を握るハルカスは、2年目以降の巻き返しが急務となる。

 近鉄百本店の来店客は約3583万人で、目標の4500万人を大幅に下回った。集客の目玉に位置づけた若い女性向けの専門店街「ソラハ」が知名度不足などから苦戦した。さらに食品売り場の配置が分かりづらいといった誤算も重なり、ソラハへの通路を広げるなど順次、てこ入れを進めたものの、思うように客足を伸ばせなかった。

 近鉄百は本店の来店客数が想定を下回った状況を基に昨年8月、本店の27年2月期の売上高予想を当初より280億円少ない1170億円に下方修正した。ただ、この数字も未達となる可能性がある。

 近鉄百の担当者は2年目以降の巻き返しについて「客層の幅が広がるなど、まだ伸びしろはあると考えている」と強調。「今後は回遊性の悪さなどの課題を解消し、成長軌道に乗せていきたい」と話した。

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