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祇園祭・黒主山の象徴 桜を40年ぶり植え替え 後祭復活を区切りに

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祇園祭・黒主山の象徴 桜を40年ぶり植え替え 後祭復活を区切りに

新しい桜を植樹する黒主山保存会の役員ら=5日午後、京都市中京区(小野木康雄撮影)

 京都・祇園祭の山鉾(やまほこ)、黒主山のシンボルとして親しまれてきた桜が5日、京都市中京区の収蔵庫前で約40年ぶりに植え替えられた。樹勢の衰えが著しく、後祭(あとまつり)の山鉾巡行が昨年復活したことを区切りとして、改めて後世に残す木を選んだ。

 黒主山は、古今和歌集の「六歌仙」に数えられる歌人、大友黒主(おおとものくろぬし)(大伴黒主)とされる像が御神体。謡曲「志賀」を題材に、満開の桜を見上げる様子を模したと伝わる。

 元の桜はソメイヨシノで、昭和47年に町会所が火災で焼失した後、再建された収蔵庫の前に植えられた。黒主山を象徴する木として観光客の人気を集めてきたが、近年は根が病気になるなど枯死する恐れがあったという。

 新しい桜は幹回り9センチ、高さ6メートルの若木。黒主をまつる黒主神社(大津市)の境内に植えられている品種に近い桜を選び、昨年49年ぶりに復活した後祭巡行の成功を見届けた上で、植え替えを決めた。

 この日は保存会役員らが植樹式を行い、清水優代表理事(62)は「新しいシンボルとして立派な花を咲かせ、みなさんに愛される桜になれば」と話した。

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