記事詳細
京の“底冷え”対策完了 京都・嵯峨野トロッコ列車に「だるまストーブ」あすから運行

冬季休業中の嵯峨野観光鉄道は28日、3月1日からの運行開始を前に、トロッコ列車内にだるま型石炭ストーブを設置し試乗会を行った。トロッコ列車は、京都・嵯峨野と亀岡間を約25分で結ぶ。これまで車内には暖房設備がなかったため、寒い時期の防寒対策が課題だった。
ストーブは試験的に5両編成の4両目に設置。この日、トロッコ嵯峨駅を出発すると、乗客たちはさっそくストーブのまわりに集まっていた。京都市上京区の立命館大1年の山口恵(けい)新(しん)さん(19)は「石炭が燃える懐かしいような香りがして、暖かい」とほっこり顔だった。
営業は3月1日~12月29日。ストーブは3月17日まで設置。その後、12月初旬にも導入を予定している。