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【関西の議論】「転勤妻の葛藤」大阪弁が分からず孤立、子供は登校拒否に…ネット普及で“共闘”機運高まる

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【関西の議論】
「転勤妻の葛藤」大阪弁が分からず孤立、子供は登校拒否に…ネット普及で“共闘”機運高まる

孤立し目標も見失い…起業や就職へのステップ

 家族は一緒に暮らしたい-。そんな判断から、妻は仕事を辞めて夫に帯同する。頼りにするのは夫だが、転勤直後は仕事の要領がつかめなかったり新しい上司に気を遣ったりして、定時には帰れない場合が多い。特に乳幼児を家庭で保育する場合、妻は孤立しやすいという。

 子育て世代のベッドタウンとして人気の高い兵庫県西宮市で、「転勤族ママ&キッズ探検隊in西宮」を主宰する松村真弓さん(37)は「子供が小さければ周囲に遠慮し、なかなか友人も作れない。うわべだけでなく本音を聞ける場が必要」という。平成22年に夫の転勤に伴い2歳半の長女とともに名古屋市から西宮市に移り、翌年5月に未就園児とその母親に限定した同会を作った。

 今年1月末の会には、約20組の親子が参加。松村さんだけでなく、世話役の会員らがてきぱきと会を進行する。新聞紙を親子で丸めて「豆」を作り、子供たちが壁に貼り付けた鬼の絵に投げる鬼退治や、正月休みで帰省した際に買ってきた土産を交換しながらの故郷自慢…。親子が楽しめる企画に、歓声が響いた。

 「私もそうですが、それぞれ責任ある仕事をしてこられた方ばかり。役割を果たしていただくことで、子供が手を離れて再就職するときにも一つのキャリアになると思います」と松村さん。実際、派遣会社から同会の活動をキャリアとして認めるとの意見をもらったこともあるという。

ネットが後押しした妻たちの連携

 転勤妻や子供の悩みは今に始まったことでなく、昔からあった。ただ、以前は妻たちはがまんして現状を受け入れるしかなかったが、インターネットが普及するにつれホームページなどで同じ悩みを持つ妻たちの集まりがあることを知るようになり、最近はサイトで積極的に交流を図る組織も出現、連携を深めるようになってきている。

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