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17年前発見のナウマンゾウ化石は絶滅時期と分析結果 滋賀・多賀町

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17年前発見のナウマンゾウ化石は絶滅時期と分析結果 滋賀・多賀町

芹川の礫層でみつかったナウマンゾウの牙=平成10年11月(多賀町立博物館提供)

 滋賀県多賀町で17年前にみつかったナウマンゾウの牙の化石が約3万年前のものとみられることが、多賀町立博物館などでつくる調査チームの分析で分かった。同じ地層から出土した木片化石の年代測定で判明した。3万年前はナウマンゾウが絶滅していった時期とされ、専門家は「絶滅の過程や要因などを解明する手がかりになる」と評価している。28日に同町立博物館で開かれる研究発表会で報告される。

 同町と彦根市にまたがる芹川一帯からは、大正時代以降、東西2キロの範囲内で牙や臼歯などナウマンゾウの化石が17点出土している。このうち牙1点(長さ2・1メートル)は、石が堆積した川底の「礫層(れきそう)」から、調査チームが平成10年に発掘した。

 一帯の発掘を続ける中、チームは23年にこの礫層から、長さ10センチの木の化石を発見。木片に含まれる放射性炭素の年代測定を行ったところ、化石は約2万7千年前の木片だったことが分かった。このことから、同じ礫層でみつかった牙の化石も約2万7千年前に生息していたナウマンゾウのものだと推定した。

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