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「花燃ゆ効果」地元観光は“つかみOK”山口県の自治体、視聴率アップを切望

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「花燃ゆ効果」地元観光は“つかみOK”山口県の自治体、視聴率アップを切望

例年よりも多くの観光客でにぎわう松下村塾=萩市椿東の松陰神社

 吉田松陰の妹・文を主人公にしたNHK大河ドラマ「花燃ゆ」効果で、山口県萩市や防府市は観光客でにぎわっている。これまでのところ「花燃ゆ」は視聴率が低迷し、ドラマとしては“つかみ”に失敗した格好だが、地元自治体は観光客をつかむ努力を続ける。(将口泰浩)

 「花燃ゆ」の視聴率は、初回(1月4日)が16・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と過去15年間で最低、歴代でも3番目の低さだった。今月15日に放映された第7話も11・6%と自己ワーストを更新し、前作「軍師官兵衛」の最低12・3%を下回った。

 しかし、地元・山口はドラマ効果に沸く。

 萩市の藩校明倫館跡地に建つ旧明倫小学校に1月11日オープンした大河ドラマ館「文と萩物語」は、今月19日までに2万7113人が入館した。1、2月という観光のオフシーズンとしては、好調な滑り出しといえる。

 萩市の平成26年の宿泊客は、大型ホテルの休館もあって、約39万9000人と前年比で4・4%減少した。それだけに大河ドラマ館の好調は、地元にとってうれしい知らせだ。

 主人公が晩年を過ごし、墓もある防府市では、ルルサス防府に大河ドラマ館「文の防府日和。」が開業した。これまでの入館は7560人と萩市に比べて少ないが、ドラマで防府が舞台となるのは、後半とみられる。市は毎週第2日曜日を「文サンデー」とし、来館した子供を駕籠に乗せるサービスや、和装のスタッフが出迎えるなどPRに努め、年後半に備える。

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