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【関西の議論】「美しい国」下から読むと「憎いし苦痛」 安倍首相〝口撃〟の元民主議員が自民入り 兵庫選出、和歌山所属の“怪”

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【関西の議論】
「美しい国」下から読むと「憎いし苦痛」 安倍首相〝口撃〟の元民主議員が自民入り 兵庫選出、和歌山所属の“怪”

 三郎氏に惜敗したが存在感を示し、新進党が解党した後の12年に行われた衆院選では無所属で出馬し、三郎氏を下して初当選を果たした。

 17年の衆院選で民主党公認として立候補し、三郎氏に敗れたものの比例復活。民主党が政権交代を果たした21年の衆院選では三郎氏を破って当選し、三郎氏の引退で兵庫12区はすっかり「山口王国」になった。

事態は派閥間闘争へ

 民主党政権では外務副大臣を務め、キャリアを重ねた山口氏。「王国」に激震が走ったのは25年12月。国民の失望を招いた民主党政権に猛烈な逆風が吹き、自民党が政権を奪還した24年の衆院選で山口氏が自民新人を破って4選を果たした約1年後だ。

 山口氏は突然、「民主党に限界を感じた」と離党を宣言。自民党の二階俊博氏が率いる二階派に「特別会員」として入会し、自民党入りを目指す姿勢を見せたのだ。

 背景には、かつてはグループ立ち上げ時に中心として連携していた玄葉光一郎・元外相ら民主党内の松下政経塾出身者らとの確執などがあったとされ、地元の自民党関係者からも山口氏を勧誘する動きもあったという。

 しかし、この行動は多くの関係者から反発を受けた。ある自民党兵庫県連関係者は打ち明ける。「山口氏の行動は県連に事後報告で、筋を通していない。また、選挙で戦った河本氏の支持者には山口氏への感情的なしこりも残る」

 山口氏が自民入りを模索するなか、昨年11月に衆院解散。自民党兵庫県連は兵庫選出の参院議員、鴻池祥肇(よしただ)氏(麻生派)が後ろ盾となり、新人の戸井田真太郎氏を推薦した。

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