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【衝撃事件の核心】「成功率80%の復縁工作」売る探偵社 依頼者の〝ストーカー行為〟でミッション失敗、賠償命令下った顛末

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【衝撃事件の核心】
「成功率80%の復縁工作」売る探偵社 依頼者の〝ストーカー行為〟でミッション失敗、賠償命令下った顛末

 会社は間もなく、依頼人の男性に女性との復縁交渉を進めることは困難だと報告した。すると事前に高い成功率を告げられていた男性は困惑。「逆効果」とする会社の反対を押し切って女性宛てに直接、復縁を申し込む手紙を送ったが、これがあだとなった。

 手紙に畏怖した女性は警察に相談。男性は警察から、今後連絡を取るとストーカー行為にあたるとして警告を受ける事態になった。

 男性はこの事実を会社に報告。会社にさらに女性の真意を探るよう依頼し、工作期間の延長分の追加費用として10万円を支払った。しかし会社側は数週間後、復縁の可能性はない旨を再度男性に伝え、3カ月あまりにわたる「復縁工作」は幕を閉じた。

復縁に固執、判断力低下していた?

 「復縁工作が順調に進んでいるという虚偽の説明を続け、金を請求した探偵会社の行為は詐欺だ」

 男性側は25年、会社を相手取り、支払った依頼料と慰謝料50万円を合計した約240万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こした。

 男性側はそもそも、工作員が女性に接触したと認められる客観証拠が少ないことなどを理由に、「会社は不十分な調査しかしておらず、債務不履行があった」と主張。さらに、債務不履行が認められない場合でも、「復縁工作の成功率は80%」などと男性の期待感を不必要にあおった会社の対応は説明義務に違反するとし、適切な説明があれば多額の依頼料を払うことはなかったと訴えた。

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