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パワフルな音で魅了する盲目のミュージシャン

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パワフルな音で魅了する盲目のミュージシャン

パワフルな演奏を披露する山下純一さん=舞鶴市の城南会館

 盲目で車いすのミュージシャンとして活躍する山下純一さん(39)のコンサートが14日、京都府舞鶴市女布の城南会館で開かれた。地域の人らが大勢詰めかけ、山下さんが演奏するパワフルなハーモニカの音色に聞き入っていた。

 介護用マットレスなどを製造販売する「パシフィックウエーブ」(舞鶴市京田)が設立20周年記念として企画。「山下さんの力強い演奏で大勢の人に元気を届けたい」(田中啓介社長)と、地域の人たちのほか、舞鶴や綾部の障害者福祉施設の関係者らも無料で招待した。

 山下さんは2歳で若年性間接リウマチと診断され、小学生のころから車いすでの生活を送ってきた。その後視力も低下して、大学時代には失明。しかし、高校時代から始めた音楽をあきらめることはなく、さまざまな障害を乗り越え、平成21年に全国の障害者ミュージシャンのコンクール「第6回ゴールドコンサート」でグランプリを受賞した。

 この日は、仲間4人とともに演奏。ジャズやブルースのオリジナル曲などを約1時間にわたって披露し、客席から大きな拍手が起こっていた。

 田中社長は「知り合って15年ほどになるが、この人の生き方は本当に素晴らしいと思ってお呼びした。彼の演奏で聴く人の心が元気になってもらえれば」と話していた。

 

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